出雲市議会 平成26年度第2回(9月)議会が開会中で、2014/9/16(火)に第2回補正予算を審査する予算委特別員会が開催され、私(湯淺啓史)は、決算特別委員会に所属しているため、傍聴という形で参加いたしました。
主要事業の概要はページ下部をご参照ください。
予算特別委員会で議論となったのは、主に次の2事業についてでした。
(3)企画調整事務費 | 200万円 広域連携事業基金繰入金 (200万円) |
中海・宍道湖・大山圏域市長会構成5市長のインド視察に係る市長会負担金の追加
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(11)建設発生土改良センター事業 | 2000万円 | 建設発生土改良センター事業を今年度で廃止し、年度内に用地を返却するための原状回復費用の助成 |
(3)企画調整事務費は、中海・宍道湖・大山圏域市長会のインド視察についてです。
これは私も少し疑問を持っています。インドは今後大いに成長が見込まれる国であり、最大の人口を抱えることから大きな市場と考えられています。ただ、現在の出雲市の国際交流の現状からはインドはやや突飛な印象を受けます。
視察によって何がもたらされるのか?そもそもがどのような効果を期待しての視察なのか?明確でありません。
5市町が揃っての視察ということであれば、何らかの成果が必要と思います。
(11)建設発生土改良センター事業への助成は、かなり異論が飛び交いました。
この事業は、建設工事に伴って発生する残土を、出雲市建設発生土改良センター(出雲市神西沖町918-1)で改良し、工事現場で再利用するリサイクル事業です。
出雲市建設発生土改良センターは、出雲改良土センター株式会社(市内48建設業者出資 H17年3月設立)によって運営されています。
出雲改良土センター株式会社は今後の将来見通しが厳しいことから、平成26年7月の株主総会で、この事業からの撤退を決定されました。
今後、借地の原状回復が必要であり、これに対して市が補助を行うという趣旨です。
建設残土のリサイクルという環境に配慮した事業の性格、また事業開始時の経緯から、助成という判断に結びつくと思われますが、根拠の薄い決定ではないかと感じました。
今後、助成金額の減額交渉や現状復帰に伴う残土処理を安価で行う方法等を模索する事を条件に審査を終了されました。
平成26年度一般会計9月補正予算主要事業
平成26年度一般会計9月補正予算の概要(324KB)(PDF文書)
事業名 | 予算額 | 事業の概要 |
(1)高円宮典子さま千家国麿さまご結婚奉祝事業【新規】 | 300万円 | 高円宮典子さま千家国麿さまのご結婚を祝い、奉祝事業を行うための実行委員会に対する負担金 |
(2)減債基金積立 | 5億2000万円 |
平成25年度一般会計決算剰余金の一部を減債基金に積立
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(3)企画調整事務費 | 200万円 広域連携事業基金繰入金 (200万円) |
中海・宍道湖・大山圏域市長会構成5市長のインド視察に係る市長会負担金の追加
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(4)出雲総合芸術文化祭開催事業 | 270万円 |
里見香奈女流名人が6期連続となるタイトルをかけた、第41期女流名人戦5番勝負第1局を、出雲市で開催するための実行委員会に対する負担金
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(5)学校再編統合推進事業 | 250万円 |
平成27年度学校再編統合に要する経費
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(6)介護保険施設整備費補助 | 1810万円 県(基金[国補助]) 10/10(1810万円) |
介護保険地域密着型サービス施設が整備するスプリンクラー設置などに対する助成
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(7)障がい者福祉施設整備費補助 | 400万円 |
障がい者福祉施設が整備するスプリンクラー設置などに対する助成
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(8)感染症対策事業 | 8400万円 |
予防接種法関連法令の改正により、平成26年10月から、水痘及び高齢者肺炎球菌ワクチンの定期予防接種化に伴う委託経費
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(9)人・農地プラン推進事業 | 1億3160万円 県[国補助]10/10(1億2954万8千円) 受託収入(205万2千円) |
農地中間管理機構に対し、農地を貸し付けた地域及び個人への協力金交付、法人化した農業経営体への支援
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(10)新エネルギー推進事業【新規】 | 990万円 国10/10(990万円) |
市内温浴施設を対象とした、ヒートポンプ等設備の導入可能性についての調査委託費
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(11)建設発生土改良センター事業 | 2000万円 | 建設発生土改良センター事業を今年度で廃止し、年度内に用地を返却するための原状回復費用の助成 |
(12)扇町アーケード撤去関連道路改良事業【新規】 | 400万円 |
今市町扇町商店街のアーケード撤去に伴い、市道上町扇町線のアーケード区間に係る、路面の排水処理を適切に実施するための測量設計業務委託費
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(13)消防庁舎等整備事業【新規】 | 2億100万円 合併特例債(1億9030万円) |
平田消防署移転新築事業
※継続費の設定
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