このページは、出雲市議会議員 湯淺啓史(ゆあさけいじ)ウェブサイトの過去記事アーカイブです。
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議場にて

平成25年9月議会に提出された補正予算案は、一般会計・特別会計併せ約9億8千6百万の予算額です。
平成24 年度一般会計決算剰余金の一部を財政調整基金に積み立てる[7億8千万円]のほか、認知症高齢者グループホーム等が実施するスプリンクラー等設置に対する助成[1億4千万円]、大社交通渋滞対策の拡充経費[1千万円]など、また、6 月~ 8 月の豪雨により被災した箇所の復旧工事費などが含まれます。

9月補正予算の概要(294KB)(PDF文書)

9月補正予算から抜粋

介護保険施設整備事業 1億4千万円

(県補助10/10)
認知症高齢者グループホーム等が実施するスプリンクラー等設置に対する助成
 ・認知症対応型共同生活介護施設 2 施設
 ・小規模多機能型居宅介護施設 3 施設

大社交通渋滞対策の拡充経費 1千万円

出雲大社「平成の大遷宮」の誘客効果により、バス・自家用車等の多数の車輌流入が平成26年1月まで続くことが予想されるため、県との共同により、警備員の追加配置及びシャトルバスの増便等を実施する。
※市と同額を県が大社交通渋滞対策実行委員会へ負担(市1千万円、県1千万円)

出雲大社の賑わいは、出雲市の経済に大きな恩恵をもたらしていることは十分わかる。正月3が日の賑わいがずっと続いているという表現は言い過ぎかもしれないが、土日や連休となる期間はかなりの混雑があるようです。。特にバスの受け入れに問題があるようです。
シャトルバスの運行や臨時駐車場の借り上げ、バスコントロールのための費用、誘導看板・チラシなどの費用が見込まれています。
ゴールデンウイークにはかなりの交通渋滞があったと聞きますので、その解消が必要です。ただ、市・県から1千万円づつ合計2千万円がこの時期に投入される事には疑問が残ります。遷宮のあった5月より前に計画されるべきものではないかと思います。

出雲いりすの丘公園の再生事業モデル作成調査経費 220万円

庁内プロジェクトにおいて検討してきた出雲いりすの丘公園の再生に向けた方向性について、専門機関からの意見や提案を受ける。

今回の費用は、市庁内でプロジェクトを組んで検討してきた結果に対し、専門機関(山陰経済研究所)から意見や提案を受けるもの。過去の状況の検証から現在の方向性についてアドバイスを求める予算。
方向性としては、農業をキーワードとした再生、民間活力を活かして再生する事が検討されている。国の補助を受けた事業であるため、目的外使用の場合、補助金の返還もあることから、再生の方向性は限られる感があります。
当初、民間企業が一部を運営し、その後撤退という経緯からも、採算のとれるか方向で民間への移譲が可能かは不透明

耐震化対策推進事業【新規】 439.6万円

校舎・屋内運動場の天井等の落下防止対策に係る点検業務
  ・対象施設:全ての小学校・中学校・幼稚園
  ・点検箇所:天井材、照明、窓ガラス、内壁及び外壁等

今回の費用は、市内 幼稚園、小学校、中学校について、非構造部材(屋内運動場等の天井、照明器具、バスケットゴールなど)の落下防止を早急に実施するために施設の耐震点検が行われます。
校舎など建物の耐震診断はすでに実施されています。

災害復旧事業費 2970万円

6 月~ 8 月の豪雨により被災した箇所の復旧工事費
  ・農地及び農業施設 農地13 箇所 農業用施設15 箇所
  ・公共土木施設 道路21 箇所 河川5 箇所

 

以上は、予算委員会(2013/09/18)の報告です。
これ以外に、追加で行われる災害復旧事業費、焼失した平田小学校体育館の撤去等の費用が、9月議会最終日に追加の補正予算として上程されるとの事です。