出雲市議会議員の希望者を対象に「タブレット端末操作研修会」が開かれました。(平成26年(2014)2月13日)
この研修会は、3月議会で実証実験を行う「タブレット端末を活用したデジタル行政文書の共有化」に向け、タブレット端末の操作概要や、実際に行政文章を閲覧する方法等を実体験するもので、ICT活用調査研究会が企画し、議員20名の参加を得ました。
この研修会に先立ち行われた議員運営委員会では、「タブレット端末を活用したデジタル行政文書の共有化」の実証実験を行うことについて、3月議会から部分的に実施していくことを了承していただきました。
昨年(2013年)秋、この分野の先進事例を学びに議会運営委員会が逗子市に赴かれました。今回は、逗子市で実際に採用されているシステムを開発されている、東京インタープレイ株式会社の米田社長を講師にお招きし、操作方法の初歩を講習していただきました。
実際の議会での事例を交えながらの説明に、一同引き込まれるように真剣な面持ちで臨みました。
この分野の事柄については、「とにかく試してみなけば始まらない!」というのが私の持論。実際に特定の機器やシステムに限定して導入の検討を始めたわけではないので、触らないうちから、試さないうちから思い悩んでも意味がないと思っています。今回の研修会にたどり着くまでの過程では、多少準備不足で強引な面もあったと反省していますが、実際に初めて触ってみた議員さんの表情を見て、「進んでいける!」と実感しました。
「タブレット端末を活用したデジタル行政文書の共有化」では、何よりも利便性が良くなければならず、ペーパーレスにすることによる経費削減や環境への配慮など、併せて導入のメリットを検討する必要があります。
操作性の面では、今回初めてタブレットに触る議員も多くいたのですが、おおむね好評であったと思います。
しかしながら、実際に議会での使用を進めるにはまだまだ検討しなければならない点、整理しなければならない点が数多く残っています。
また、議員、執行部ともタブレットの操作をマスターしなければ活用はおぼつかない訳ですから、今回の研修会の様な企画をまだまだ続けなければならないと感じました。